ハウディ日本語学校 奈良校



2024.3.27 EVENT

★信貴山「ならのいちご感謝祭」★

ハウディ奈良校は信貴山のふもとにある学校です。その信貴山にある農業公園・のどか村で、3月23日(土)〜3月31日(日)の期間、「第2回 ならのいちご感謝祭 」が開催されています。

「お祭りで地域の人とふれあおう!」ということで、ハウディ奈良校では今回、授業の一環として、期間初日のブース出店とアスレチックゾーンでの見守りボランティアという形で参加させていただくことになりました。日が近づくにつれ、「いちごのおまつり、いつですか」と学生たちも心待ちにしていたイベントです。

迎えた初日、私たちのハウディブースではネパールの即席ラーメンと檸檬会の手作りアクセサリー、そして「多言語アート」を販売しました。ネパール語やベンガル語で自分の名前を書いてもらえる「多言語アート」(100円)は可愛くて珍しくて、来場者に大人気! のはずが…。

なんとこの日、朝からどしゃぶりの雨でした! 案の定、来場者はまばらで、待てど暮らせどお客さんは来ず、学生たちも少ししょんぼりしています。

と突然、三郷町の人気ゆるキャラ・たつたひめとともに、韓国の伝統衣装をまとった謎の楽隊が太鼓をたたきながら登場。その場にいた人や学生たちが導かれるままにホールに入ると、見慣れない楽器を打ち鳴らしての演奏が始まりました。大迫力の響きと躍動するリズム、そして演奏者の肩に可愛らしい子どもたちが立つ見事なパフォーマンスに、どよめきと拍手が起きます。ハウディの学生たちは大喜び!

曲の合間の紹介によると、楽隊の名前は「総合打楽器集団 ナムハン」。4種類の打楽器は韓国の伝統楽器で「チン」「プク」「チャング」「ケンガリ」と呼ばれ、それぞれ風、雲、雨、雷を表現しているそうです。韓国の農楽をルーツにした「サムルノリ」と呼ばれる音楽ジャンルということで、学生たちも楽器クイズに答えるなど、初めて触れる音楽に興味津々です。

日本伝統の和太鼓、田楽笛の見事な演奏に続き、会場の空気が一変したのはオリジナル楽曲「旋空(せんくう)」の時でした。音もリズムも後半にかけてじわじわと激しさを増し、少し怖いほどの迫力です。窓の外は雨。この信貴山は聖徳太子によって開かれ、日本最古の毘沙門天王の霊場として知られる祈りの山です。霊験あらたかなこの地で、荒天のなか日本の神様と韓国の神様が出会おうとしているかのような、そんな図が目に浮かびました。神秘的な空気に会場が満たされるなか、曲はいよいよクライマックスに。最後の音が止むと会場は静まり返り、スタンディングオベーションを送るバングラデシュの学生もいました。自然と農作物に感謝するお祭りの初日にふさわしい音楽体験に思わず鳥肌です。締めの曲では観客も参加して、輪になって踊りました。音に合わせて踊りながらホール内をぐるぐると回り、最後は掛け声もそろって場内が一体となりました。みんな笑顔です!

「ならのいちご感謝祭」は、3月31日(日)まで開催されています。この日は体験できませんでしたが、晴れの日は子ども縁日やクイズラリー、農機具試乗、摘みたていちごの販売、いちごグッズショップのほか、ライブ&パフォーマンスや参加型のアートイベントなどが盛りだくさん。「晴れた日にもう一度行きたい」と言ってくる学生たちもおり、ハウディ奈良校の目と鼻の先にあるのどか村、ぜひまた遊びに行きたいです。 はるの「のどかむら」は、たのしいことがいっぱいです。またいきましょうね。

パンフレット

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